マーレ、燃料電池用エアフィルターを導入

燃料電池用エアフィルターの導入
8月19日、マーレは、燃料電池向けに開発された標準エアフィルターソリューション2種(出力25‐50kW、出力80‐120kW)を導入すると発表した。

新たなモジュラーアプローチにより、燃料電池アプリケーションの開発時間・費用は大幅に抑えられた。各車両に見合ったソリューションを個々に設計するのではなく、完全に開発された既製コンポーネントを直接利用した。

初の低価格かつ柔軟性のあるモジュラーフィルターコンセプト
マーレがCO2ニュートラルモビリティ(カーボンニュートラルモビリティ)を開発するうえで、燃料電池は非常に重要なエレメントである。

新たな燃料電池用エアフィルターは、初の低価格かつ柔軟性のあるモジュラーフィルターコンセプトとなる。出力25‐50kWあるいは出力80‐120kW向けに展開され、有害ガスや有害粒子から確実に燃料電池を保護する。燃料電池は、エアフィルターによって車両の耐用年数に亘って稼働でき、高価な触媒の使用を最小限に留められる。

コーポレートリサーチ・アドバンストエンジニアリング長のマーティン・ベルガ-(Martin Berger)博士は、エアフィルターの専門性を活用し、信頼性のある燃料電池用フィルターソリューションの開発・生産に役立てていると説明する。

また、新たな標準化アプローチにて空気通路を単純化・不変化・低価格化することによって、マスマーケット(大量消費市場)向け燃料電池技術のサスティナビリティ(持続可能性)に重要な一歩をもたらしたと述べる。

(画像はプレスリリースより)


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