ZF、Navistarのオンハイウェイ車両に向けたエアディスクブレーキを発売

軽量設計により、増加した積載量での燃料費を節約
ZF Friedrichshafen(以下、ZF)の商用車制御システム部門は、北米市場で最軽量の高性能エアディスクブレーキである「WABCO MAXXUS L2.0」ディスクブレーキが、Navistarから、International LTとRHで利用可能な機器として選択されたことを発表した。

ZFは、商用トラックとトレーラーのオリジナル機器、および世界の輸送会社に向けた信頼できるエアディスクブレーキのサプライヤーであり、700万以上のユニットを販売した、エアディスクブレーキ技術の革新的なメーカーとして認められている。

シングルピストンエアディスクブレーキ技術において20年以上の経験により開発され、サウスカロライナ州のチャールストンで製造された新しいWABCO MAXXUSエアディスクブレーキ製品は、650万マイルを超える路上試験により性能が実証されている。

路上で実証された抜群の性能と信頼性に加えて、MAXXUS L2.0ブレーキは重量が66.9ポンドで、北米の商用車で利用可能な最軽量のトラクターエアディスクブレーキである。

オプションのWABCO MAXXUS L2.0 が装備されたInternational LTとRHシリーズは、標準のエアディスクブレーキと比べて約80ポンド軽量である。

商用車制御システム部門、販売事業担当の責任者であるJulien Plenchette氏は、次のように述べた。
「ZFは、Navistarと同様に、車両の安全性、性能、顧客の稼働時間とROIを向上させるのに役立つ、高い信頼性の革新的な技術を提供することに重点を置いている。市場をリードするドラグトルク制御と、軽量のブレーキ設計を組み合わせることにより、輸送会社が積載量を増やしながら燃料費を節約できることに役立つ。競合するダブルピストンエアディスクブレーキの設計よりも部品が最大で43少なく、より早い保守性を提供する次世代の機能を備えていることから、MAXXUS L2.0は車両のアップタイムのサポートに役立つ。」(プレスリリースより引用)


一貫した正確な圧力配分で均一な摩耗を実現
ZFのエンジニアは、厳しい条件下でブレーキパッドとローターの間の最適な作動間隔を継続的かつ正確に維持するために設計された、先進のアジャスターメカニズムを開発し、これにより、ホットランナーのリスクを最小化している。

さらに、MAXXUS L2.0エアディスクブレーキは、同社の最新テーパー摩耗軽減システム付きであり、パッド全体にわたり、より一貫した正確な圧力を提供するために設計された、オフセット統合済みの圧力プレートと大型ピストンが備えられ、パッドの摩耗がより均一になっている。

MAXXUS L2.0は、2020年8月29日からの商用車安全アライアンス(CVSA)ブレーキ安全ウィークの間に発売される予定である。

エアディスクブレーキは、厳しい条件下における安全な停止距離と一貫したブレーキ性能で知られており、安全性と効率を最大化することを目的とする輸送会社から多く選ばれている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF Friedrichshafen Press Releases
https://press.zf.com/press/en/releases/release_18497.html