コンチネンタルのドライブライン、中国メーカーで生産開始

統合型電化システムが中国市場で始動
コンチネンタルのVitescoTechnologiesは、統合型電気車軸ドライブ「EMR3」を中国市場に投入することになったと8月26日に発表した。ヒュンダイやPSAグループに続く大きな生産となる。

強力なモーターと軽量化を実現
同社のドライブを採用するのは、中国の自動車メーカー・Dongfeng Motor Corporationで、完全EV車の最新モデルに組み込まれる予定だ。

EMR3は、電気自動車向けに開発された単一の電化システムで、強力な電気モーターと最適化されたパワーエレクトロニクスが特徴だ。約400キロメートル走行、最高速度155キロメートル/毎のドライブを実現する。

トルクは260ニュートンメートル、重量は80キログラム以下で、軽量でコンパクトに統合できる活用性の高い製品だ。

技術革新賞を獲得
VitescoTechnologiesは、最新のパワートレインテクノロジーと電化ソリューションを提供する国際的な大手サプライヤーであり、ドイツのベルリン、ニュルンベルク、中国の上海と天津に拠点を置いている。

2011年に市場参入、電気駆動装置の製造に10年以上の経験を持つ。2019年12月に上海で開催された国際自動車技術会で技術革新賞を獲得している。

これにより中国メーカーの最新モデルは、車両の操作のシンプルさと軽量化、ドライブの快適性、適正な価格設定を実現した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental.com/