ボルグワーナー、FCAのマイルドハイブリッド用エンジンにEGRモジュールを提供

コンパクトパッケージで排出量を低減
ボルグワーナーは、フィアット500およびフィアットパンダハイブリッドモデル向けに開発された最新のFireFlyガソリンエンジンに、同社の排気ガス再循環(EGR)技術を供給したことを発表した。

クーラーとバルブが含まれている完全なボルグワーナーEGRモジュールは、同社初のガソリンEGRモジュールであり、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)地域のフィアット・クライスラー・オートモービル(FCA)向けのマイルドハイブリッドエンジン技術に使用された。

EGRモジュールは、コンパクトなパッケージにより重量が削減されているため、フィアットの自然吸気1.0リットル、3気筒エンジンの排出量を低減する。

ボルグワーナー、エミッション・サーマル・ターボシステムズの社長兼ゼネラルマネージャーであるJoe Fadool氏は、次のように述べた。
「我々は、FCAとの長期的な関係を拡大し、ガソリンEGRモジュールを提供することで排出量を削減し、燃料効率を改善して、ハイブリッドモビリティへの道をサポートできることを嬉しく思っている。このコンパクトなんEGRモジュールを車内で開発し製造するための我が社の能力は、顧客のための高レベルな専門知識と付加価値を示している。」(プレスリリースより引用)


エンジン効率向上で、燃費を改善
このテクノロジーは、燃焼温度を抑制し、排気ガスを吸気に再循環させることでエンジン効率を向上させ、正味燃料消費率(BSFC)の削減と燃費の改善を実現し、よりクリーンなハイブリッドアプリケーションの業界目標をサポートする。

さらに、これは部分負荷領域内でのスロットル解除によるBSFCも削減している。

ボルグワーナーのEGRクーラーは、ハイブリッドチューブ技術と素材によって、ガソリンエンジンの高温に起因する疲労に耐えることができ、また、バルブはバルブリフトを直接測定するため、EGR制御の精度が向上した。

ボルグワーナーは、軽自動車および商用車市場のガソリンおよびディーゼル用途向けに、多目的で多機能のEGRソリューションを幅広く提供している。

このソリューションには、個々のコンポーネントだけでなく、高圧および低圧EGRシステム用のバルブとクーラーを備えた完全なモジュールが含まれている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

BorgWarner Press Releases
https://www.borgwarner.com/