ヒュンダイ自動車傘下の起亜自動車、新型「スティンガー」の全貌を初公開

全貌が明らかに
8月27日、ヒュンダイ自動車傘下の起亜自動車は、「Kia Stinger(スティンガー)」アップグレードモデルの全貌を初めて公開した。

「スティンガー」アップグレードモデルは、高性能なファストバック(リヤエンドに向けて一気に傾斜するルーフラインをもつスタイル)のスポーツセダンとなる。広範囲に亘って刷新され、「グランツーリスモ」の特徴は増す。

なお、アップグレードモデルは、2020年第3四半期に国内市場(韓国)、2020年後半に世界市場での販売開始を予定している。

最もドライバーを重視したモデル
「スティンガー」アップグレードモデルは、起亜自動車の最新の運転支援システムおよび安全機能を兼ね備える。10.25インチのインフォテイメントシステムを装備し、「Blind-Spot View Monitor」を含む安全機能は向上した。内装(インテリア)パッケージングは向上し、広々とした快適な空間を提供する。

商品部門長のトーマス・シュミエラ(Thomas Schemera)氏は、2011年に「Kia GT Concept」を初公開した以降、「スティンガー」は起亜自動車ブランドの旗手であり続けたとコメントする。

最もドライバーを重視したモデルであり、快適性とスタイル性で長距離走行をカバーしてきたが、アップグレードモデルは「スティンガー」の確立されたグランツーリスモに基づいてデザインセンス、パワートレインをはじめとした技術が刷新され、有用性は増し、世界中の顧客に訴求するモデルとなっていると述べる。

パフォーマンスを重視したエンジン
パフォーマンス重視のゆえ、ターボ過給エンジンは3種類「「Smartstream 2.5-litre T –GDi」「twin-turbo 3.3-liter T-GDi V6」「2.0-liter Theta four- cylinder engine」にて展開される。

北アメリカ市場向けには、新型エンジン「Smartstream 2.5-litre T –GDi(過給直噴ガソリンエンジン)」(304ps/5800rpm:馬力304ps/エンジン回転数5800回転)が搭載される。2つの既存ガソリンパワートレインの間に直接配置され、1650回転から4000回転にて最大トルク422Nmに達し、あらゆる条件下において加速しやすい。

「3.3-litre T –GDi」は「スティンガー」のラインナップ上、最も強力なエンジン(373ps/6000rpm、最大トルク510 Nm/1300~4500 rpm)であり、複数市場向けとなる。電子可変排気バルブシステムが採用され、スポーツドライビングもモードでは、より深く目立つ排気音となる。エコモード、コンフォートモードでは、新たな可変排気バルブにより排気音は抑制される。

(画像はプレスリリースより)


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