ZF、Solid State式LiDARシステムの生産を開始
LiDARシステム生産委託
8月27日、ZFは、Ibeo Automotive Systems GmbH(ドイツ)より、エレクトロニックコントロールユニット(ECU)を含め、Solid State(ソリッドステート)式LiDARシステム「ibeoNEXT」の生産を委託されたと発表した。中国大手メーカーに供給
LiDARシステム生産はフランス・ブレスト都市圏の西部にあたるプルザネにて開始され、2020年10月から、中国自動車メーカーの長城汽車(GWM:グレートウォール・モーター)などのパートナーおよび顧客に対して供給され始める。長城汽車は中国大手のSUV・ピックアップメーカーであり、「ibeoNEXT」の大量注文を受けている。「ibeoNEXT」は長城汽車のプレミアムSUVブランド「Wey」に搭載され、2022年から量産に移行する。自動運転レベル3(条件付き自動運転:高速道路の実現)を実現させ、高速道路において長距離の運転をサポートする。
コンパクトなSolid State式LiDARシステム
Ibeo Automotive Systems GmbHはドイツ・ハンブルグに拠点を置き、車載LiDARセンサー技術に特化している。ZFはIbeo株式の40%を所有し、IbeoよりSolid State式LiDARシステム「ibeoNEXT」の生産を委託されている。新型LiDARセンサー「ibeoNEXT」はコンパクトなSolid State式センサー設計であり、新タイプのSolid State式、フォトンレーザー計測技術に基づく。コントロールユニットは、自動車グレード基準に従い、Ibeoが開発した。
パーツを動かすことなく、センサーのロバスト性(頑強性)は増し、環境影響および振動による影響を受けにくくなる。レーザーパルスの処理に並行して、センサーは位置情報、走行情報を取得しつつ、車、自転車、歩行者など衝突物や道路標識を認識してリアルタイムで高解像度3Dモデルを作成する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ZF
https://press.zf.com/press/en/releases/release_18882.html