HELLAの統合照明システムソリューション、中国の大手電気自動車メーカーに供給

インテリジェントな照明機能を備えた統合照明システム
HELLAは、中国の大手電気自動車メーカーから、2つの車両シリーズに向けた統合照明システムの製造を受注したことを発表した。

最初のシリーズは最近発売されており、2番目のシリーズは今年の年末に予定されている。

システムソリューションは、HELLAが開発したモジュール原理「Light Design」に基づいており、「Light Design」パッケージには、マトリックスLEDヘッドランプ、ライトコントロールエレクトロニクス、センサーテクノロジーなど、複雑な照明システムのすべてのコンポーネントが含まれている。

HELLAが設計したソフトウェアツールも開発プロセスで使用されており、これにより、フロントライティング機能をデジタルシミュレーションし、個別に調整可能となっている。

HELLA管理委員会のメンバーであり、グローバルライティングビジネス担当の責任者であるFrank Huber博士は、次のように述べた。
「プレミアムセグメントですでに広く使用されている、まぶしさのないハイビームなど、インテリジェントな照明機能は、量産向けセグメントにおいても、ますます一般的となってきている。その結果、自動車の照明技術は、より洗練されてきており、多くの照明と電子部品は、相互に統合し調整する必要がある。我々は、照明とエレクトロニクスの専門家として、この領域において、我が社の包括的な完全システム能力からのメリットを享受する。」(プレスリリースより引用)

Huber博士はさらに、「我が社を選択した場合、プロセスチェーン全体は、ヘッドランプから電子制御ユニットやソフトウェアまで、シングルソースから提供される。これにより、我々の顧客が製品を統合し、彼らのニーズに最も適合するシステムを提供することが簡単になる。」と説明した。

中国の合弁会社や工場で製造
HELLAは、昨年半ばに、「ライトデザイン」アプローチを市場に投入した最初の企業である。ここでは、複雑な照明システム用のすべての照明と電子部品は、HELLAのモジュール原理を使用し完全なシステムに統合されている。

最初の顧客プロジェクトには、個別に制御できる24個のLEDが付いたマトリックスヘッドランプが含まれる。これは、中国の合弁会社であるHella BHAP Sanhe Automotive Lightingの工場で生産され、照明用エレクトロニクスとレベルセンサーは、上海にある電子部品の工場の生産ラインで作られている。

さらに、関連する画像処理ソフトウェアを含むフロントカメラは、完全なシステムに統合されている。

HELLAの照明と電子部品部門は緊密に協力して、約1年半の間に複雑なシステムソリューションを開発した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

HELLA Press Releases
https://www.hella.com/