ブリヂストン、ENLITENテクノロジーによるTuranza Ecoタイヤをゴルフ8に供給

アップグレードされたドライビングダイナミクスを強化
ブリヂストンは、同社の革新的で軽量なENLITENテクノロジーを備えて設計されたTuranza Ecoタイヤを、象徴的なハッチバックの第8世代であるフォルクスワーゲンの新しいゴルフ8に供給したことを発表した。

ゴルフ8には、半自律運転モードや、ハンドリングとドライビングダイナミクスを改善する新しいサスペンション技術など、最先端の技術が組み込まれている。

ENLITENテクノロジーを採用したカスタム設計のTuranza Ecoタイヤは、ゴルフ8のアップグレードされたドライビングダイナミクスを強化するように設計されている。

ブリヂストンのENLITENテクノロジーを採用したタイヤは、優れた燃料効率で超低燃費タイヤを実現し、少ない原材料でウェットおよび摩耗性能を最大化するために設計・製造されており、環境面での大きなメリットを提供するとともに、車両のハンドリングとドライビングダイナミクスを改善して、回転質量を下げることで運転の楽しさを拡大している。

ENLITENテクノロジーがフォルクスワーゲンのID.3で初めて使用されたという最近の発表に続き、今回のゴルフ8への供給は、ブリヂストンとフォルクスワーゲンの長期的なパートナーシップにおける新たなマイルストーンとなる。

摩耗性能を損なわずに高いウェットグリップ性能を示す
フォルクスワーゲンは、新しいゴルフ8の開発中に、他のパフォーマンス領域を構成せずに超低燃費を提供するタイヤを必要としていた。フォルクスワーゲンの長年のパートナーであるブリヂストンは、燃費に関してクラス最高のEUラベルAグレード以上を達成するENLITENテクノロジーを採用し、カスタム開発されたTuranza Ecoタイヤで、この要求に応えた。

このタイヤの際立った特徴の1つは、改善された車両操作である。これは、ENLITENテクノロジーの創成に使用された独自の材料と、グリップを損なうことなく、このテクノロジーの複合耐摩耗性を強化した新しい混合プロセスとの相乗効果のおかげである。

ウェットおよび摩耗性能を最大化する完全3Dパターン設計と、キャビティーとを組み合わせることで、これは、ENLITENテクノロジーを備えたTuranza Ecoタイヤが、摩耗性能を損なうことなく、EUレベルのBグレードを達成するウェットグリップ性能を提供することが保証される。

回転質量の低減によるドライビングダイナミクスの強化に加えて、ブリヂストンの新しい革新的な軽量タイヤテクノロジーは、材料の使用と転がり抵抗を削減することに関して新しい標準を作り、環境に大きなメリットを提供する。

Turanza Ecoタイヤは、従来のブリヂストンプレミアムサマータイヤと比較して、転がり抵抗が最大で30%低く、最大20%軽量化されており、燃料消費量とCO2排出量の削減に貢献している。

環境の持続可能性やドライビングの楽しさを提供
Turanza Ecoタイヤは、イタリアのローマにあるブリヂストンEMIAの研究開発センターで開発、スペインで生産されており、2020年8月からヨーロッパ市場で利用可能となっている。

ブリヂストンEMIA、消費者向け交換およびOE担当の副社長であるSteven De Bock氏は、次のように述べた。
「これまで、我々は、ENLITENテクノロジーについて、持続可能なタイヤの画期的な進歩として見なしてきたが、運転経験の範囲で可能となる改善が重要である。Turanza Ecoタイヤは、低走行抵抗と軽量化により、特に低出力エンジンでのドライビングダイナミクスへの影響が明示される。長期的なパートナーであるフォルクスワーゲンと協力して、ENLITENテクノロジーによる、環境の持続可能性やドライビングの楽しさなど、様々なメリットを実現できることは素晴らしいことである。持続可能なソリューション企業として、社会的価値と顧客価値を提供するという我々のコミットメントを継続的に示している。」(プレスリリースより引用)


(画像はプレスリリースより)


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