HELLA、プラスチック技術に強みを持つドイツのFWB Kunststofftechnikを買収

射出成形ツール、プラスチック部品製造、組み立てなど
HELLA GmbH&Co. KGaA(以下、HELLA)は9月15日、ドイツのピルマゼンスにあるFWB Kunststofftechnik GmbH(以下、FWB)の買収について、同社の株主と合意したことを発表した。

FWBは、長年HELLAに洗練されたプラスチックコンポーネントを提供しており、現在約180人の従業員を雇用し、射出成形ツール、自動化、プラスチック部品および組み立ての分野で年間約2,000万ユーロの売上高を計上している。

HELLAは、これまでFWBの株の25%を保有していたが、2020年9月14日に完全買収に合意したことにより、長期的に自社のサプライチェーンを確保し、独立した企業としてFWBをさらに発展させる

HELLAのエレクトロニクス部門担当取締役であるGerold Lucas氏は、次のように述べた。
「長年にわたる革新的で不可欠なパートナーであるFWBを買収することによって、HELLAのグローバルネットワークに統合し、自動車分野の付加価値チェーンを長期的に確保する。同時に、我が社はFWBの独立性を維持し、技術、品質、コストの面で、継続して同社を発展させたいと考えている。」(プレスリリースより引用)

FWBは独立した企業として長期的な存在感を確保
また、FWBの前の主要株主であるManfred Schmidt氏は、次のように語った。
「我々は、関連ツール生産を含む、国際的なプラスチック産業において、リーディング企業としてのFWBの地位を拡大させるための強力なパートナーとしてHELLAを見出し、我が社の長期的な存在感を確保できることを嬉しく思っている。」(プレスリリースより引用)

HELLAがFWBの全株式を引き継ぐことにより、これまでのマネージングパートナーであったFrank Schmidt氏は退任し、FWBのマネージングディレクターにはAndreas Kleinehr氏が就任する。

Andreas Kleinehr氏は、2002年からHELLAで雇用されており、最近では労働経済学と改善管理の分野を担当していた。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

HELLA Press Releases
https://www.hella.com/