ボッシュ、中国のメーカーと共同で大型トラックのエンジン効率化に成功

ボッシュとWeichaiの共同開発
ボッシュは、商用車用エンジンを手がける中国メーカーのWeichaiと大型トラック向けエンジンの共同開発を行っており、ディーゼルエンジン効率を最大で50%向上させることに成功したと9月16日に発表した。

ディーゼルエンジン効率を4%向上
両社は2018年にプロジェクトを立ち上げ、排気量12.9リットルの6気筒ディーゼルエンジン用モジュラーコモンレールシステムの熱効率を、最大50%向上させた。

わずか2年でトラックエンジンの平均より4%高い結果を出している。

これは、効率的な燃料供給と噴射を保証し、中国においては排出基準に準拠している。ボッシュのシステムは、1,800〜2,500バールの圧力レベル、最大8気筒のエンジンサイズ用まで使用できる。

システムは最大160万キロメートル走行することが可能だ。コモンレールシステムは、電動パワートレインと連動するようにも設計されている。

既存車両の燃料効率をリード
ボッシュは、今後2030年までに製造される車両の3分の1が電気自動車になると予測している。しかし3分の2は、ハイブリッドエンジンだ。

そこで、新しい燃料ではなく既存のガソリンやディーゼルエンジンなどの車両でも、地球温暖化と環境保護に中立になる可能性を見いだし、効率的な燃焼エンジンの技術を開発している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ボッシュのプレスリリース
https://www.bosch-presse.de/