ZF、最新の8速トランスミッションをFCAの新しいジープラングラー4xeに供給
8速プラグインハイブリッド用トランスミッション
ZF Friedrichshafen(以下、ZF)は、8速プラグインハイブリッド用トランスミッションを、フィアット・クライスラー・オートモービルズの新しいジープラングラー4xeに供給した。ZFによる8速トランスミッションの最新バージョンは、最大100キロワットのピーク出力と、245ニュートンメートルのトルクを提供するコンパクトな電動モーターを備えている。
ZFは、様々な顧客の要件を満たすために、モジュラーキットのハイブリッド技術を提供している。プラグインハイブリッドは、より長い旅行のための燃焼エンジンの範囲と、都市での走行および短い旅行のための排出量が少ない電気駆動装置を組み合わせている。
ZF、車両パワートレイン技術部門の責任者であるStephan von Schuckmann氏は、次のように説明した。
「ジープラングラーは象徴的な車両であり、最初のプラグインハイブリッドの一部になることは、業界とZFが向かう方向を表している。我々は、プラグイン技術は中期的に顧客のためのソリューションであると信じており、長期的に排出量ゼロを目標として、CO2を大幅に削減するモビリティに取り組んでいる。」(プレスリリースより引用)
電気自動車への取り組みをさらに強化
ZFは、高効率のトランスミッションからプラグインハイブリッドおよび完全電化まで、フルレンジのドライブライン技術を生み出している。そして、ハイブリッド対応ではないオートマチックトランスミッションには、これ以上の投資を行わないこととし、電気自動車への取り組みをさらに強化している。2009年以降、ZFは、世界中の顧客に2,250万台の8速トランスミッションを生産している。8速プラグインの生産は、現在、ドイツのザールブリュッケンにあるZFの生産施設で行われている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ZF Friedrichshafen Press Releases
https://press.zf.com/press/en/releases/release_19456.html