NTNサポートのソーラーカーが世界大会でクラス準優勝

ゴール地点には1位到着
NTN株式会社がサポートする工学院大学ソーラーカープロジェクトが、世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2015」に出場し、「クルーザークラス」で準優勝した。

ワールドソーラーチャレンジは、隔年で開催されている、世界最大級のソーラーカーレース。

オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで、3000キロメートルの砂漠地帯の一般道を走行して競技が行われ、「チャレンジャークラス」、「クルーザークラス」、「アドベンチャークラス」の3クラスが設定されている。

工学院大学ソーラーカープロジェクトは、今回は新開発したソーラーカー「OWL(あうる)」で、「クルーザークラス」に参戦。

コースを6日間かけて走破し、クラストップでゴール地点のアデレードに見事に到着したが、スピードや走行距離以外の評価を総合した総合得点によって、オランダの「Solar Team Eindhoven」が優勝、それに続く準優勝となった。

日本の「ものづくり」力を結集
工学院大学ソーラーカープロジェクトは、2009年に、ソーラーカーの長い歴史に対して従来の車両を模倣するのではなく、次世代の電気自動車を創造する理念によって設立された。

それ以来、多くのソーラーカーレースにチャレンジしており、2014年には、8月に秋田県大潟村で開催された「ワールド・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門で総合優勝と、クラス優勝を果たしている。

工学院大学ソーラーカープロジェクトには、多くの企業や団体がサポートをしており、日本の先端技術や「ものづくり」に対する高い意識を結集させて、学生たちが手で創り上げるという、一丸となったプロジェクトとなっている。

NTNは2013年からベアリングの提供や技術アドバイスなどを通じて、同プロジェクトをサポートしており、今後も、より実践的で安全なソーラーカーの開発を目指す工学院大学ソーラーカープロジェクトの活動を引き続きサポートしていく意向だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NTN株式会社 ニュース
http://www.ntn.co.jp

工学院大学 ソーラーカーページ
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wws1034/