コンチネンタル、デジタル化に伴う技術能力開発トレーニングを提供

資格取得者の育成戦略
コンチネンタルは、従業員育成のための職業資格トレーニングを開始したと9月28日に発表した。業界の構造変化への取り組みに的を絞った戦略で、インダストリー4.0に対応する資格取得者を支援する。

インダストリー4.0に向けた未来の職業
この戦略は、社内にトレーニング機関を設立し、プラスチックやゴム製造のプロセスにおける専門的な技術を、従業員へ能力開発トレーニングとしてパッケージ化し、提供している。

ドイツ連邦雇用庁の職業教育訓練促進法に基づいた国家資格であり、自動車業界のデジタル化、プラスチック技術、積層造形または3D印刷技術、新しいドライブコンセプト技術などを有する。

これらは勤務時間中に行われ、基本給も支払われる。モジュールごとに資格が分かれており、その構造を学びながらそれぞれ3~4か月、トータルで24か月でのトレーニングと最終試験を経て、資格取得となる。

1年のカリキュラムと試験
通常、業界では就職して3年間の見習い期間が設けられていたが、今回の支援により1年で取得でき、職業として活かすことができる。2020年はドイツ全土から500人以上がトレーニングに参加している。

トレーニングでは未経験者の若者から、経験を積んだシニアまで支援し、失業の低下、産業の発展に貢献するとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental.com/