グルーポアントリン、スペインの技術研究所と提携しデュアル研修プログラムを開始
自動車業界の持続可能なモビリティに対応する専門家
グルーポアントリンは、カスティーリャ・イ・レオン技術研究所(ITCL)とパートナーシップ契約を締結し、革新的なデュアル研修プログラムを開始したことを発表した。同社は、若い才能を引き付け、新しい持続可能なモビリティにおいて自動車業界が経験している変革をリードしていく、自動車エレクトロニクスに関する高度な資格を持つ専門家を育成することを目指している。
2020年9月、グルーポアントリンは、自動車エレクトロニクスのデュアルトレーニングプログラムのパイロット版を開始し、7人の若いエンジニアが参加した。彼らは新しい電子システム事業部門チームの一員として採用され、午前中は、同社において、国際レベルでプロジェクトや学際的なチームに参加するステージに参加した。
また、午後には、ITCLの教師や企業の専門家による研修クラスを受講した。
研修クラスは、スペインのブルゴスにあるITCLの施設で実施される。学生は、電子部品の設計と車両内装への応用に関する基本的な指揮を学ぶために、非常に実践的な教育を受ける。そして、電子プロジェクトが管理される方法や、ハードウェアとソフトウェアの設計方法について学ぶ。
さらに、規制についても学び、自動車市場の要件に適した高品質な製品を作るために必要なツールも提供される。
電子システム事業部門の専門エンジニアチーム
グルーポアントリンは、自動車内装向けの技術的ソリューションのグローバルサプライヤーとしての地位を確立するための戦略の範囲内で、エレクトロニクスのコンテンツを増やした新しい統合プロジェクトに取り組むために、エレクトロニクスの専門家を雇用している。グルーポアントリンの電子システム事業部門には、これまで100人を超える専門エンジニアのチームがあり、さらに50人以上が、ここ数か月以内に入社する予定である。
グルーポアントリンは、新しいモビリティビジネスの可能性を活用するために、より多くのテクノロジー、電子機器、飾りのある照明ソリューションを組み込んだ新しい機能を提供する、より高度なシステムを開発している。
理論研修と社内での実務経験によるデュアルトレーニング
グルーポアントリンは、人材育成のための教育プログラムの中で、確立した理論研修と、社内での実務経験を組み合わせたデュアルトレーニングの開発に重点を置いている。2019年に、同社はブルゴス大学との提携により、産業プロセス管理に関するデュアルマスターを開始し、また、同社のデュアルトレードスクールがあるドイツとスペインでもデュアルプログラムを実施している。
今回の提携により、ITCLは、先進の電子設計と人工知能に関する主要な研究ラインの1つに基づいて、高度に専門化された研修にも引き続き取り組んでいく。
ITCLテクノロジーセンターでは、他の高度な研修プログラムのほか、産業施設・産業メンテナンス・自動化・ロジスティクス・生産・人材育成という6つの分野での技術ワークショップを実施している。これは、オンライントレーニングと対面トレーニングを組み合わせたものであり、インダストリー4.0のテクノロジーについて業界の専門家を研修するのに役立つ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Grupo Antolin Press Releases
http://www.grupoantolin.com/