テネコ、メルセデスAMG「GTブラックシリーズ」に先進サスペンション技術を提供

先進サスペンション技術の提供
10月6日、テネコは、メルセデスAMG「GTブラックシリーズ(Mercedes-AMG GT Black Series)」2021年型に対して、MONROE(モンロー)インテリジェント・サスペンション「CVSA2」エレクトリックダンパーを供給すると発表した。

メルセデスAMG「GTブラックシリーズ」は限定モデルのスーパーカーであり、2021年型は第6世代になる。2021年型には、テネコから分社化した「DRiV Incorporated(DriV)」の先進サスペンション技術が採用され、多段調整可能なダンピング性能を特徴とする。

高性能かつ優れた乗り心地・ハンドリング特性
DriVバイス・プレジデント兼アドバンスドサスペンションテクノロジー事業ジェネラルマネージャーのヘンリック・ヨハンソン(Henrik Johansson)氏は、「GTブラックシリーズ」には高性能性、ワールドクラスの乗り心地・ハンドリング特性が兼ね備わっていると述べる。

「GTブラックシリーズ」新型モデルは、車体に軽量化カーボンファイバーが使用されている。出力537 kW、最大トルク800 Nm、最高速度325km/hとなり、3.2秒間にて0kmから100kmまで加速できる。

また、CVSA2技術により、快適モードから究極のオントラックパフォーマンスモードに至るまで、コックピットにてダンピング(走行に伴うサスペンション部分のダンパーの振動)の調整が可能となる。あらゆる運転条件下において、卓越した乗り心地がもたらされる。

エレクトリックサスペンションシステムは軽量セミアクティブダンパーにて構成され、コンプレッション(圧側減衰)とリバウンド(伸側減衰)を独立制御する外付け電気油圧バルブ2個を搭載する。システム制御ソフトウェアは、ハンドル角度、車両速度、加速、車体変位などのデータを監視し、ダンパーを制御する。

(画像はTENNECOより)


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