マーレ、コルンヴェストハイムにグローバル開発センターを発足

メカトロニクスの開発
10月8日、マーレは、メカトロニクス開発を目的として、ドイツ・コルンヴェストハイム(バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト行政管区ルートヴィヒスブルク郡に属す小都市)にグローバル開発センターを開設すると発表した。

グローバル開発センターの開設に対する投資額は、数千万ドル規模になるという。なお、今年初め、マーレは、エレクトロニクスおよびメカトロニクス関連事業ユニットに投資を行っている。メカトロニクスは、同社にとって強みとなる未来のビジネス分野であり、今後10年間にて2桁成長が見込まれる。

将来向けた重要な一歩
現在、マーレはスロベニア、スペイン、中国にエレクトロニクスおよびメカトロニクス開発拠点を置くが、コルンヴェストハイムの開発センターは、最重要なエレクトロニクスおよびメカトロニクス開発拠点に加わる。

新たな開発センターは、主に、複合製品ソリューション・システム向けにメカトロニクス、エレクトリック/エレクトロニクス、プログラミング、ソフトウェアの開発を進める。約100人の従業員が、電気駆動システム、アクチュエーター、ハイブリッド・水素・バッテリー式電気ドライブ用補助電動装置向けの複合製品ソリューションの開発に携わる。

執行役員兼エレクトロニクス・メカトロニクス事業ユニット責任者のヴィルヘルム・エンパーホフ(Wilhelm Emperhoff)氏は、マーレの技術的変革において、新たなメカトロニクス開発センターは重要なステップとなるとコメントする。

また、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の世界的な感染拡大による世界経済の危機的状況下では、特に、適したノウハウおよびポートフォリオの開発が重視され、自動車業界における確立した技術および開発パートナーとして、より強い立場にて経済危機から抜け出せると説明する。

将来の優先順位を決め、自動車業界のトランスフォーメーション(変革)を形成するうえで積極的な役割を果たす。

(画像はプレスリリースより)


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