マーレ、メルセデスベンツ車のOBD診断ポートへのアクセスが可能に

独立系修理工場の柔軟性が大幅に向上
マーレは10月15日、メルセデスベンツ車のエンコードされたOBD診断ポートへのアクセスに関して、ダイムラーAGと合意したことを発表した。

これにより、MAHLE TechPROとBRAIN BEE CONNEX診断ツールのユーザーは、サイバーセキュリティ機能を介して車両データを簡単に取得することが可能となった。セキュリティ証明書は、マーレまたはBRAIN BEEの年間サブスクリプションでダイムラーポータルにアクセスすることで取得できる。

マーレは、現在、特典として、アクティブライセンスの保有者に、2020年末まで無料アクセスを提供している。

マーレのアフターマーケットサービスソリューション、EMEA地域販売担当の責任者であるJoachim Schneeweiss氏は、次のようにコメントした。
「この合意により、我々は、メルセデスベンツ車へのサービスに関して、独立系修理工場の柔軟性を大幅に向上させることを実現した。」(プレスリリースより引用)

セキュリティゲートウェイで不正アクセス防止の強化
そして、ダイムラーAGは、車両のセキュリティ関連機能に対するサードパーティのアクセスを防ぐセキュリティゲートウェイを導入する。

つまり、ダイムラーAGのオリジナルテスターが使用されていない場合、または、MAHLE TechPROとBRAIN BEE CONNEXなどの診断ツールとダイムラーとの間で証明書が好感されていない場合、データは、OBDインターフェイスを介してのみ読み取ることができ、書き込みや削除はできない。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Mahle Press Releases
https://www.mahle.com/