ハネウェル、Ballard Unmanned Systemsを買収

アーバンエアモビリティポートフォリオの拡大
10月15日、ハネウェルは、水素燃料電池市場への参入、アーバンエアモビリティポートフォリオの拡大を目的として、バラード・パワー・システムズ子会社のBallard Unmanned Systemsを買収すると発表した。

今回の買収をもって、無人航空機・ドローン向け水素燃料電池市場に参入し、航空アプリケーションを拡大させる。なお、バラード・パワー・システムズ(米マサチューセッツ州サウスボロ)、子会社のBallard Unmanned Systemsは、固体高分子形燃料電池(プロトン交換膜燃料電池)を開発・生産する。

Ballard Unmanned Systemsの固体高分子形燃料電池は業界をリードし、無人航空機(UAV:人が搭乗しない航空機)・ドローンの動力となり、特に、エネルギー検査、貨物輸送、商用および防衛アプリケーションに使用される。

温室効果ガス排出量ゼロに向けて
今回の買収を通じて、ハネウェルは、Ballard Unmanned Systemsの主要な知的財産、製造設備を取得する。Ballard Unmanned Systemsの燃料電池エキスパートチームも買収され、ハネウェルの無人航空機システムおよびアーバンエアモビリティ(UAM)ポートフォリオは強化・拡大される。

燃料電池による無人航空機・ドローンでは、小さなエンジン搭載と比べて、バッテリー動作時間が最大3時間増となり、信頼性は5倍となる。飛行距離は延び、温室効果ガス排出量ゼロを実現できる。

(画像はHoneywellより)


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