コンチネンタルの空気圧監視システム、クロンバッハ醸造所のフォークリフトに導入

タイヤの過熱が少ない空気入りタイヤを使用
コンチネンタルは10月19日、ドイツのクロンバッハ醸造所で使用されているフォークリフトに、同社の空気入りタイヤが使用され活躍していることを報告した。

クロンバッハ醸造所の敷地内では、約17台のフォークリフトが使用され、ピークシーズンには1日あたり最大39万箱のビールをトラックに積み込む。

フォークリフトは、瓶詰め工場から、狭い倉庫の通路を通って、トラックのボックスレーンまで、パレット、箱、樽の輸送および操作を行う。

クロンバッハ醸造所では、2012年以来、コンチネンタルの空気入りタイヤを使用してきた。空気入りタイヤは、ソリッドゴムタイヤよりも大きな利点がある。

クロンバッハ醸造所のように、ほぼ24時間、荷物を持ち上げ、積み重ね、回転させるという連続した荷重下での使用において、100%ゴム製のソリッドタイヤほど熱を持つことはないため、タイヤの過熱による故障は実質的にゼロとなる。

パンクやダウンタイム発生前に空気圧低下を検出
しかし、醸造所の敷地内では、周囲に破片があるためにパンクのリスクが高まり、その結果空気圧の低下が発生する。

そのため、2017年まで、クロンバッハ醸造所では手動による空気圧の検査を実施していた。それぞれのフォークリフトは1週間に15分間使用することができず、フォークリフト17台で週に4時間15分、年間で約10日間のダウンタイムがある。

そこで、クロンバッハ醸造所では、この問題を解決するために、コンチネンタルのデジタルタイヤ空気圧監視システム「ContiPressureCheck」と「ContiConnect」を導入した。

それらのシステムは、統合されたタイヤセンサーで空気圧とタイヤ温度を測定し、これにより、タイヤのパンクや空気圧低下によるダウンタイムが発生する前に検出することができる。

デジタルソリューションのおかげで、時間のかかる手動による検査が不要となり、クロンバッハ醸造所のフォークリフトは常に利用できることとなった。

(画像はプレスリリースより)


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