コンチネンタル、タイヤを提供するエクストリームEに新たなチームの参戦を発表
エクストリームEの創設パートナーおよび主要スポンサー
コンチネンタルは、電動SUVによるオフロードレースであるエクストリームEに、2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグによるチーム「Rosberg Xtreme Racing」が参戦することを報告した。コンチネンタルは、エクストリームEの創設パートナーおよび主要スポンサーであり、電動レース車両向けに特別に開発された37インチCrossContact Extreme Eレースタイヤを提供する。
エクストリームEには、先日、F1世界チャンピオンのルイス・ハミルトンによるチーム「X44」が参戦することを発表している。
ニコ・ロズベルグは、Rosberg Xtreme RacingというチームでエクストリームEに参加することの喜びを表明し、次のように述べた。
「このシリーズは、今日の地球における唯一で最大の脅威である気候変動との闘いにおいて、意識を高めるだけでなく行動を起こすための素晴らしい機会である。F1を引退してから、私は持続可能なテクノロジーに取り組んできたので、これらの努力とレースへの情熱を組み合わせることができることは非常に充実している。」(プレスリリースより引用)
地球温暖化を抑えるために自治体や人々を啓発
このエクストリームEの特徴は、絶滅危惧種の生息地のすぐ近くでレースを行うことである。これにより、世界中のモーターレースファンや、会場となる地域の政治家や住民、自治体の注目を集め、地球温暖化を1.5度に抑えるための努力を倍加することを目指している。コンチネンタル、エクストリームEプロジェクトの責任者であるSandra Roslan氏は、エクストリームEへの関心がますます高まっていることは、新しいシリーズが時代と非常に調和していることを示しているとの見解を示し、次のように説明した。
「我々が注目を集めて、多くの人々の心や気持ちをつかむ機会を開くことが、環境への責任あるアプローチとなることは、ますます明白になっている。ニコ・ロズベルグは、偉大なレースチャンピオンであるだけでなく、レーストラック以外での活動により、彼をこのシリーズの真のパートナーにしている。」(プレスリリースより引用)
エクストリームEには、その他に、米国インディカーのチームであるAndretti Autosport、およびChip Ganassi Racing、スペインのQEV Technologiesプロジェクト、現在のフォーミュラEチャンピオンであるジャン=エリック・ベルニュが共同で創立したイギリスのVeloce Racing、アジアからのTeam Techeetahが参加を発表した。
さらに、来年のシリーズにはドイツの2チーム、ABT SportslineとHWA RACELABも候補になっている。
エクストリームEでは、すべてのチームが同一の機器でレースを行う。使用される車両はSUVのODYSSEY 21で、コンチネンタルの37インチCrossContact Extreme Eレースタイヤを装着する。このタイヤは、トラックのコンディションに関わらず、車が544馬力を発揮できるように特別に設計されたものである。
(画像はプレスリリースより)
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