イートン、ピックアップトラック「ラム」向け「Detroit Truetrac」デファレンシャルを開発

ハーフトンピックアップトラック向けデファレンシャル
10月22日、イートンは、「Ram(ラム)」後期型ハーフトンピックアップトラック向けに「Detroit Truetrac」デファレンシャルを開発すると発表した。

「Detroit Truetrac」は路面状況に応じて自動的に作動し、「ラム」に搭載することによってハンドリングを改善し、オフロード・パフォーマンスおよび牽引中の安定性は向上する。2020年第4四半期より導入され、2011年モデルから現行モデルV6とV8に対応する。

なお、「ラム」は、イタリア・アメリカ自動車メーカーのフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)がラム・ブランドとして製造・販売する大型ピックアップトラックである。

トラクションおよびパフォーマンスの改善
「Detroit Truetrac」は、螺旋状のギアスタイル、リミテッドスリップデファレンシャルであり、ホイールトラクションを最大化し、ドライビング特性を高める。メンテナンスは無料となり、順方向および逆方向においてスムーズかつ自動的に作動する。

通常の運転状態では標準デファレンシャルとして作動し、邪魔にならない操作が可能となる。ホイールがトラクションを喪失し、路面・地形が変化した場合、螺旋状のギアが増加する力と調和し、ホイールの回転が遅くなる、完全に停止するまでハイトラクションホイールにトルクを伝達する。

車両がロートラクション状態を脱すると、デファレンシャルは通常の操作を途切れなく、円滑に再開する。

車両グループ・アフターマーケット副社長のティム・バウアー(Tim Bauer)氏は、イートンのアフターマーケットチームは、引き続き、顧客からのフィードバックに耳を傾け、アフターマーケットポートフォリオに製品を追加していく意向であると述べる。

また、「Detroit Truetrac」により、「ラム」は絶え間なくトラクションおよびパフォーマンスが改善され続けるとコメントする。

(画像はプレスリリースより)


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EATON
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