起亜自動車、次世代軍用車両用の新しい標準プラットフォームの開発計画を発表
標準化と初期生産試験を行い2024年から配備へ
起亜自動車が、次世代軍用車両用の新しい標準プラットフォームの開発計画を10月28日に発表した。同社は今年中に試作中型標準車の製造を開始し、2021年に韓国政府から試験評価を受ける予定だ。その後、標準化と初期生産試験を行っていき、2024年からの軍事配備を目指す。
同中型標準車両開発プロジェクトの展開は、同社と韓国軍の共同投資によって実現。現在使用中の2.5トン及び5トン軍用標準車両の一新と、新しい5トン防弾車両の開発が予定されている。
モジュラーアプローチで将来的に派生車両の開発にも寄与
新しい標準プラットフォームによる新車両開発のモジュラーアプローチによって、様々な武器システムを搭載した車両や専門的な仕様などになる車両などが生み出され、将来的に派生車両の開発にも寄与していく。同社は、新しい軍用全地形対応車(ATV)の概念・概要を作成。2021年初めにはプロトタイプを導入する予定だ。開発されたATVは軍事目的で展開するだけでなく、「モハベ SUV」のベアシャーシを利用して、産業やレジャーセクターなどの様々な分野で使用する。軍用車両開発の技術とノウハウを活かし、ロードゴーイングSUVの耐久性を向上させることで、SUVブランドとしての評価の向上を図る。
また、物資供給支援のための自動運転技術も開発しているほか、燃料電池車や非常用発電機など、様々な軍事用途にわたる水素燃料電池技術の可能性を模索している。特に燃料電池技術は、戦場においても大量の電力を供給できるため、将来の軍用車両に適していると考えている。
(画像はプレスリリースより)
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起亜自動車 プレスリリース
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