NTN、子会社を合併して開発力を強化
資本金4億円で新会社を設立
大手自動車部品サプライヤーのNTNは、その子会社である日本科学冶金とNTN特殊合金を12月1日付けで合併し、新会社を「NTNアドバンストマテリアルズ」に社名変更すると発表した。新会社は、現在NTN特殊合金がある愛知県に資本金4億円で設立され、粉体および粉体を使用した合金のほか、高分子材料を使用した製品、カーボンを使用した製品など複合材料製品の製造と販売を行う計画となっている。
自動運転の技術に注力
NTNは2社を合併して技術やノウハウを相互補完することで技術力を強化する計画であり、これにより電気自動車向けに次世代のユニット商品、モジュール商品など自動運転の技術に関連する高付加価値な製品の開発に注力していく予定である。日本科学冶金は、焼結合金商品や医療機器、産業機械の電圧変換、ノイズ除去などに必須な磁性材料製品の製造と販売を行っており、1947年10月に三重県で設立され、2011年9月よりNTNグループに加わった企業である。
一方でNTN特殊合金は1966年8月に愛知県にて設立され、金属粉末を使用した焼結製品の製造と販売を行っており、最近では疲労強度、密度を大幅に改良した高強度焼結商品の開発に成功している。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
NTN ニュースリリース
http://www.ntn.co.jp