ブリヂストン、新型プリウス用にエンジンマウント用防振ゴムを供給

新技術でしなかやさと、剛性を両立
大手自動車用ゴム部品のサプライヤーであるブリヂストンは、トヨタ自動車の新型プリウス向けに、新しいタイプのエンジンマウント用防振ゴムを納入すると発表した。

ブリヂストンは、エンジンマウントの前後上下方向の動きに対するしなやかさと、水平横方向の剛性を両立させるため、部品の中央に柱状のゴムを水平横方向に設置する防振ゴムの新しい構造を開発することで、前後上下方向のしなやかさを保ちながら、水平横方向の剛性を高めることに成功した。
走りと快適性にも重要な部品
防振ゴムはエンジンからの振動に加えて、路面の凹凸や加減速の振動を吸収するためには前後上下方向のしなやかさが必要とされているが、その一方でコーナリング時の操縦安定性を高めるには水平横方向の剛性も両立する必要があった。

エンジンマウントはエンジンと車体を接続する部品であり、エンジンマウント用防振ゴムは車両のエンジンを固定して振動を吸収する部品であるが、エンジンからの振動を吸収するだけでなく、コーナリング時の遠心力による横方向の揺動を軽減し、車両の安定した走りと快適な乗り心地の実現に大きく貢献する部品である。

この新しい防振ゴムを採用することで、新型プリウスでは車両の乗り心地を改善しながらスムーズなコーナリングを実現することに貢献している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ブリヂストン ニュースリリース
http://www.bridgestone.co.jp