ヴァレオ、ドイツのエアコンサプライヤーを買収

バス向けのエアコン事業に参入
大手自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、Deutsche Beteiligungs AGとバス用エアコンサプライヤーであるSpheros社を買収することで合意したと発表した。

Spheros社の売り上げ規模は2.5億ユーロの規模であり、同社は全てのバスメーカーおよび主要なフリートオペレーター向けにエアコンシステムを納入している。

また、同社はドイツ、フィンランド、トルコ、米国、ブラジル、中国およびインドに生産施設を保有しており、グローバル規模での営業網を持っており、1,100名の従業員を抱えている。
大きな成長が期待される分野
今後、世界中の国々で人口の都市集中化が進むことで公共の都市交通網の拡大することが見込まれており、バス関連の事業は年間5パーセント以上のスピードでの成長が見込まれているが、今回の買収によりヴァレオはバス向けのサーマルマネジメント事業を手に入れたことになる。

Spheros社はヴァレオより高い利益率を誇っているが、今後、サーマルシステム部品の大手サプライヤーであるヴァレオの傘下に入ることにより、部品調達やシステム設計分野を強固することで、これまで以上の競争力を有することになると見込まれている。


▼外部リンク

ヴァレオ プレスリリース
http://www.valeo.com