ジョンソンコントロールズ、タイコとの合併を発表
新会社の株式持ち分は56パーセント
自動車システムやビル管理機器の大手サプライヤーであるジョンソンコントロールズは、複合企業のタイコ・インターナショナルとの合併について合意に至ったと発表した。
この合併によりジョンソンコントロールズの株主は、合併後の新会社の株式持ち分56パーセントを保有し現金総額3.9億ドルを取得することになる。また、一方でタイコの株主が新会社の株式持ち分44パーセントを保有することになる。
存続会社はタイコ・インターナショナル
ジョンソンコントロールズのアレックス・モリナローリ最高経営責任者は次のように述べている。
「ジョンソンコントロールズとタイコの合併は、複数の業界をまたぐ企業へと転換を図るためのものである。タイコとの合併は、ジョンソンコントロールズのビル管理機器部門を強化するものであり、これによりグローバル規模の事業を拡大することで、ユーザーに革新的なソリューションを提供し、株主へ利益を還元していく。」(プレスリリースより引用)
この合併による存続会社はタイコ・インターナショナルとなるが、企業名をジョンソンコントロールズに変更する計画となっている。また、新会社の本社機能は、従来タイコの本社があったアイルランドのコークとなり、従来のジョンソンコントロールズ本社が新会社の北米事業の本社機能を担うことになる。
▼外部リンク
ジョンソンコントロールズ プレスリリース
http://www.johnsoncontrols.com