クーパースタンダードオートモーティブ、中国に2工場を開設
日本企業との合弁会社も設立
大手自動車部品サプライヤーであるクーパースタンダードは2日、新たな生産施設を中国の江蘇省淮安市と重慶市にそれぞれ開設したと発表した。2月1日にオープンした重慶市の施設は、18,000平方メートルの規模であり200名の従業員を雇用している。この生産施設ではフォード、メルセデスベンツ、ボルボ・カー・グループ向けにフルイドトランスファーシステム、フューエルとブレーキデリバリーシステムおよびシーリングシステムを生産することになる。
1月には日本のイノアックコーポレーションと江蘇省淮安市に合弁会社を設立している。この施設では、フルイドトランスファーシステムの生産と開発を行い、中国とアジア市場におけるクーパースタンダードの事業活動において中心的なハブ工場となる施設となっている。

中国で積極的な事業拡大
クーパースタンダードは近年、中国とアジア太平洋地域における事業展開を加速しており、上海にフルイドトランスファーシステムの試験を行う技術開発センターを開設。また、中国西部に華域汽車系統股?有限公司と立ち上げたフルイドトランスファーシステムおよびフューエルとブレーキデリバリーシステム合弁会社の株式持ち分の大半を取得している。
これに加えて、中国の北東部にシーリングシステムの工場の立ち上げも行っており、これらの中国における事業拡大は、クーパースタンダードの中国自動車市場の成長と同社の中国における事業活動に自信を持っている表れであるといえる。
▼外部リンク
クーパースタンダードオートモーティブ プレスリリース
http://www.ir.cooperstandard.com