オートリブ、スウェーデンの業界団体「Vehicle ICT Arena」のコアパートナーに

プロジェクトなどに積極的に参加
オートリブ社は、交通や車両の安全に関するパートナーシップの強化を図り、スウェーデンの業界団体である「Vehicle ICT Arena」のコアパートナーとなったことを発表した。

「Vehicle ICT Arena」のコアパートナーには、「Combitech」「Ericsson」「Volvo Cars」「Volvo Group」があり、その他のパートナー企業45社も含めて、スウェーデンのリンドホルメン・サイエンスパークに拠点を置いている。

オートリブは、これまでプレミアムパートナーだったが、今後はコアパートナーとして、特定のプロジェクトや、ジョイントフォーラムやアリーナにおいて、包括的な戦略的方向性と経営に参加することによって、同団体に貢献していく。

オートリブ、プロダクト&プロセス開発のグループ副社長であるJohan Lofvenholm氏は、次のように述べた。
「車両メーカーのデジタル化と自律走行の急速な発展に伴い、自動車産業は、産業と経済の開発のためのプラットフォームとして、歴史的な中心的役割を開拓します。我々は、より多くの命を救うVehicle ICT Arenaを介して、新しいコラボレーションを開発することを楽しみにしています。」(プレスリリースより引用)

共通ルールや業界標準を作成
共通の業界標準を持って幅広い協力を行うグローバル産業の必要性は、これまで増加しつづけてきた。

したがって、安全・環境・エネルギー消費量などの分野における共通ルールや開発言語を設計することにより、自動車産業の革新のレベルを確保することが可能となると同時に、この開発に貢献するための革新的な新しい企業を大幅に増やすことも実現する。

Vehicle ICT Arenaは、このプロセスにおける重要な要素であり、新しいビジネスモデル、業界標準や国際競争力の能力を生みだすことを促進するものだ。

そして、主に自動車関連ITにおける、技術革新と能力供給のためのオープンプラットフォームを作成するために、自動車会社や産業のサプライヤーだけでなく、エンジニアリング会社、研究機関や大学を結集する。

前述のLofvenholm氏は、「これまでのプロセスと製品セキュリティを損なうことなく、新しいアイデアや新製品の間のリードタイムを短縮し、革新的な幅広い関係者に向けて市場を開放していくという、共通の業務プロセスを確保することが特に重要である。」と述べ、オートリブもそれに貢献していく意向を示した。

様々なコラボレーション
オートリブは、また、その他のスウェーデンの研究機関や産業界と共同の取り組みを行っている。

それらには、自動運転走行車の開発プロジェクト「Drive Me」、チャルマーズ大学・自動車交通安全研究センター(SAFER)、交通テスト施設「AstaZero」、ウォーレンバーグ自律システムプログラム(WASP)、戦略的イノベーションプログラム「Drive Sweden」などがあり、その他にも、いくつかのスウェーデンの大学と共同で研究プロジェクトを実施している。


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