SKF、フォーミュラ1のフェラーリチームをソフトウェアでサポート
性能試験用ソフトウェアを供給
自動車部品の大手サプライヤーであるSKFは15日、フェラーリが運営するフォーミュラ1のワークス・レーシングチームであるスクーデリア・フェラーリに、レース車両の性能試験用にハードおよびソフトウェアソリューションを提供すると発表した。このソリューションはSKFのモジュールIMxプラットフォームを活用して、フェラーリのニーズに合わせてこれを再設計したものである。
SKFの@ptitude Observerソフトウェアを含め、IMxプラットフォームは車両状態のモニタリング、メンテナンスの必要性のモニタリング、車両開発のスピードアップなどに貢献することになる。
膨大なデータを瞬時に分析
このIMxプラットフォームは、1秒間に最高で100,000回のモニタリングを行うことができ、瞬時に複雑な分析を行い、その結果を遠隔測定システムに送ることで車両開発エンジニアはオンラインでテスト車両の状態を把握することができる。フォーミュラ1の車両開発において、膨大なデータ分析とデータ送付のスピードが要となるが、SKFのソフトウェアは1秒間に20~30回これらの作業を行うことができる。
このソフトウェアを使用することで、データそのものより分析結果を用いて車両開発を行うことが大きなメリットであるとスクーデリア・フェラーリの関係者は述べている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
SKF ニュースリリース
http://www.skf.com