Gestamp、ロシアにおける4番目の工場を開設
各種ヒンジを生産
Gestampは10日、モスクワの南東約1000キロに位置するトリアッティにおいて、グループ会社Edschaによって運営される、ロシアで4番目の工場を開設したことを発表した。
Edschaの最高経営責任者(CEO)であるトルステン・グライナー氏は、次のように述べている。
「ロシア市場への参入は、我が社のグローバル化戦略における新たなマイルストーンです。現時点でのロシアの状況は困難なものがありますが、我々は、長期的に見れば正しい決定をしたと確信しています。我々は、市場に直結したロシアの顧客のニーズを満たし、また、我が社の現地調達率を高めることができるでしょう。」(プレスリリースより引用)
今後も敷地と従業員を拡張
今年、50人の従業員が、ロシア市場に向けて、ドアヒンジ、リフトゲートヒンジと後部ドアヒンジの組み立てと製造を行っており、2016年で250万台のヒンジを生産することが期待されている。中期的には、Edschaはトリアッティにおいて、150人以上の従業員を採用する計画となっている。生産施設の面積は約5000平方メートルであり、約6000平方メートルの追加エリアは、今後の拡張のために利用することも可能だ。
Gestampは、2008年に、ロシアでの業務を開始した。今回開設したトリアッティの工場を含めて、Gestampはロシアに4つの工場を保有し、650以上の従業員が就業している。2014年には、Gestampにとってロシアは11番目の市場であった。
次の目標はメキシコ
Edschaは現在、ロシアの新しい工場に加えて、別の施設を計画しており、今後数ヶ月の間に、メキシコのサンルイスポトシにおいて、工場の着工が予定されている。2013年に、Edschaは、タイと韓国において2つの合弁会社を設立し、中国の昆山に新しい工場を開設、アジアにおける業務を大幅に拡大した。
前述のグライナー氏は、「我々の目標は、新しい市場に生じる機会を活用し、技術のリーダー企業としての地位を強化することである。」と述べている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Gestamp Press releases
http://www.gestamp.com