ボルグワーナーの「eGearDrive」トランスミッション、吉利汽車初の電気自動車に採用

静音で高効率なパフォーマンス
ボルグワーナーは23日、同社の高効率トランスミッション「eGearDrive」が、中国の自動車メーカー吉利汽車初の量産型電気自動車である「EC7-EV」セダンに採用されたことを発表した。

「EC7-EV」は、最高時速140キロ(87マイル)と最高レンジ253キロ(157マイル)となる129馬力の電気モーターが装備されている。

拡大している電気自動車市場向けに設計された、ボルグワーナーの「eGearDrive」トランスミッションは、静かなパフォーマンスを発揮する非常に効率的なギア列を備え、様々なサイズのモーターのための幅広いレンジで使用可能だ。

他の中国自動車メーカーからも採用予定
ボルグワーナー・パワードライブシステム、社長兼ゼネラルマネージャーであるステファン・デマーレ氏は、次のように語った。
「我が社の革新的な『eGearDrive』トランスミッションの、中国市場における需要は高まっており、我々は、今後数ヶ月で、主要な自動車メーカーと、いくつかのプログラムを起動させる予定です。中国において、この技術の提供を開始した最初の世界的サプライヤーとして、我が社は、優れた技術、現地生産と現地のエンジニアリングサポートで、選ばれるサプライヤーとなります。」(プレスリリースより引用)

コンパクトで軽量設計
同社の「eGearDrive」トランスミッションは、スムーズで静かな動作を提供しながら、コンパクトはパッケージで高トルク容量を実現。高効率のギアトレインと、コンパクトで軽量な設計を通じて、必要な電池容量を減少させた拡張したバッテリ駆動のドライビングレンジに貢献している。

また、電子作動パークロックシステムも利用可能であり、使用される材料の約99%がリサイクル可能である。

(画像はプレスリリースより)


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BorgWarner Press Releases
http://www.borgwarner.com