ヴァレオ、バス用エアコンの独Spheros社の買収完了
本年の企業利益にも寄与
大手自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、昨年12月にDeutsche Beteiligungs AGとバス用エアコンサプライヤーであるSpheros社を買収することで合意したと発表したが、このたび独占禁止法の規制当局の認可を取得することで正式に買収が完了したと発表した。この買収の完了により、ヴァレオは成長が著しいバス産業におけるサーマルマネジメント事業に参入することになり、本年の第1四半期よりヴァレオの業績に大きく貢献することになる。
あらゆる輸送機器メーカーのニーズに対応
今後、Spheros社がサーマルシステム部品の大手サプライヤーであるヴァレオの傘下に入ることにより、部品調達やシステム設計分野を強化することで、これまで以上の競争力を有することになると見込まれている。Spheros社は1,100名の従業員を抱えており、バス向けのエアコン事業に強みを持っているが、ヴァレオは今回の買収により、自動車からバスにいたるエアコンソリューション事業を取りそろえることになる。
今後、ヴァレオは輸送機器メーカーのあらゆるニーズに対応できることから、その潜在的な企業成長力を最大化することに成功したといえる。
▼外部リンク
ヴァレオ プレスリリース
http://www.valeo.com