デンソー、車載ソフトウェア開発で豊田通商と合弁会社を設立

エンジンの電子制御用コンピューター開発の効率化を図る
自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは、豊田通商と合弁会社を設立することを、4月15日のプレスリリースで明らかにした。

合弁会社は「Toyota Tsusho DENSO Electronics」として、タイのバンコクに設立することで合意した。同社ではエンジンの電子制御用コンピューター(エンジンECU)開発の効率を改善する目的がある。

新会社では、2016年7月からソフトウェア開発がスタートする見込みだ。
複雑化するパワートレインのコントロール
近年は、車両の効率改善のためにパワートレインのコントロールが複雑化する傾向がある。これにともない、ソフトウェア開発に必要とされるスケールも拡大している。

「Toyota Tsusho DENSO Electronics」では、制御プログラムやデザイン設計など、ソフトウェア開発のすべての段階でモデルを使用することが可能となる。さらに多種多様となるECU開発をサポートするため、ソフトウェアの標準化を行い開発にかかる効率とスピードの改善を目指す。

新会社にはおよそ60万アメリカドル(2000万 バーツ)が出資される見込みで、そのうちデンソーは51%の出資が予定されている。


▼外部リンク

デンソー
http://www.globaldenso.com/en/

デンソー・プレスリリース
http://www.globaldenso.com/en/news/2016/