デンソー、タイで交通安全教育プログラムを展開
三井住友海上火災保険と提携し海外に教育プログラムを拡大
デンソーは7月5日、三井住友海上火災保険と提携し、海外での「交通安全教育プログラム」の拡大を進めていくことをプレスリリースで発表した。同社は、これまでにも長期にわたり、様々な国で交通安全に関する活動を行ってきた。プログラムに使用する教材は、交通の安全性について幅広い知識とデータを持つ三井住友海上火災保険と、同社のグループ会社であるインターリスク総研の協力で作成される。
トレーニングを受けたデンソーと三井住友海上火災保険の社員が、セーフティインストラクターとしてボランティアで地元の学校や施設で交通安全教育プログラムを行い交通安全に対する意識向上に努めていく。

国ごとの問題点に合わせたプログラムを実行
タイにおける交通事故の多くは、オートバイでの事故となっている。ヘルメットを着用しないために重傷を負うケースが多い。オートバイのドライバーも同乗者も、安全性を確実とするためヘルメットの着用を促すプログラムが小学校を中心に実施される。中国では、あまり交通安全の教育が行われておらず、多くの子どもたちが交通事故に巻き込まれている。そのため、子ども向けに交通安全の教材が作成され、インストラクターはデンソーの中国拠点地域で6月13日から活動をスタート。小学校を中心に活動を行っていく。
日本では交通事故に巻き込まれる割合の高い高齢者を対象にしたプログラムが行われる。デンソー本社のある愛知県刈谷市を皮切りに、夜間の歩行時に使用する靴用反射ステッカーの配布といった活動を広めていく予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
デンソー
http://www.globaldenso.com/en/
デンソー・プレスリリース
http://www.globaldenso.com/en/news/2016/