オートリブ・サイドカーテン・エアバッグに不具合 トヨタとリコール実施

トヨタと共同で自主回収に踏み切る トヨタ・プリウス及びレクサスCT200hが対象に
自動車安全システムなどを開発するオートリブは、6月29日のプレスリリースにて、同社がトヨタに提供しているサイドカーテン・エアバッグ・インフレーターに不具合があり、トヨタがプリウス及びレクサスCT200hを、合わせておよそ140万台リコールすると明らかにしている。

自動車の駐車時など停車している際に、エアバッグコントローラーによる制御シグナルがない状態でも、インフレーターが破裂する事案がトヨタ・プリウスで7件起こっており、トヨタが自主回収に踏み切る。オートリブもリコールを共同で行っていくとし、今のところ対象自動車において、負傷者などの情報はないとしている。

同インフレーターを使用する他4社では不具合確認なし NHTSAとの連携も
「我々は安全性と品質を最重要と考えており、この問題を解決するべく行動に移したトヨタを全面的にサポートしていきたい。」(プレスリリースより引用)
と、オートリブ社長兼CEOで会長でもあるジャン・カールソン氏は話している。

トヨタはNHTSAなどと連携し、問題解明に注力。インフレーターのガス封入部の溶接が不十分であったとの見解に至っており、追加溶接ブラケットを施すことで、今回のような事案の発生を防げるとしている。同インフレーターを使用する会社は、トヨタの他に4社あるが、現時点では不具合の報告はないとしている。


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Autoliv プレスリリース
https://www.autoliv.com