ブローゼ、ドイツのバンベルクに建設していた新しい社屋が完成

多額の投資で雇用も創成
ブローゼは6月30日、同社がバンベルクのベルリナーリングに建設していた新しい社屋の工事が完了したことを発表した。

この近代的なオフィスビルにおいて、約600人の従業員が、企業グループのグローバル購買、開発、エレクトロニクスとIT関連の業務を行う。

同社は、ハルシュタットのマックス・ブローゼ通りの従業員を含め、バンベルク地域で約2,000人を雇用している。また、2015年から2017年まで、バンベルクとハルシュタットの施設に、1億2000万ユーロ以上の投資を行うことが、新管理棟でのセレモニーの際に発表された。

バンベルクにグループ機能を配置することにより、ブローゼは、さらなる成長のための道を切り開いている。ブローゼグループの最高経営責任者(CEO)であるユルゲン・オットー氏は、次のように強調した。
「車両の快適性・安全性・能率のための我が社のメカトロニック製品は、世界中で大きな需要があります。新しい生産施設は、ヨーロッパと海外で建設されていますが、同時に、我々は、フランケン地方に、技術的および商業的グループの機能を拡大していきたいと思います。これによって、我々は、世界中で効率と品質に関して同じ水準を保証することが可能になります。」(プレスリリースより引用)

多くの機能を持つ新管理棟
ブローゼは、バンベルクの本社から、そのグローバル事業の一部を管理し、また、約2万人の世界ユーザーに関する情報通信技術も管理する。

ブローゼグループの購買部門は、2015年には、およそ43億ユーロの価値を持つ材料やサービス、資本財を調達した。一方、電子開発部門では、エレクトロニクス製品のすべてのグローバル活動を調整し、技術革新をもたらす開発活動を行っている。

新管理棟は、拠点や学際的な知識交換を通して情報や経験の共有を最適化するために、ワークステーションに近接する近代的な通信とミーティングのエリアを有している。このミーティングエリアは、従業員が自分のアイデアを共有することに役立つものであり、他の拠点にも段階的にこのコンセプトの要素を導入する計画である。

また、建物の地上階のディスプレイは、同社の108年の歴史にわたる、技術的、経済的な発展を示したものだ。それは、国際システムサプライヤーとなるための創業時の基盤から、モビリティの未来を積極的に形づくるものまで、すべてを表している。

バンベルク市の発展に寄与
バンベルクのアンドレアス・シュタルケ市長は、次のようにコメントしている。
「バンベルクが、ブローゼグループによって、革新的なグローバルプレーヤーと素晴らしい雇用者を得ていることを嬉しく思います。ブローゼが開発する生産する高い品質は印象的なものです。バンベルクは、魅力的な生活環境とビジネスのための良好な条件を提供することにより、良いパートナーとなり、起業家精神をサポートしたいと思っています。」(プレスリリースより引用)

一方、ユルゲン・オットー氏は、建設段階の間の良好なコラボレーションに対し、アンドレアス・シュタルケ市長と市の行政に対しに感謝した。

そして、このバンベルクにおける同社のさらなる拡大計画について指摘し、ICE高速鉄道ネットワークの路線変更後に、コーブルグに計器飛行制御を持った新しい商業飛行場が必要であれば、ブライテナウ飛行場を拡張することに投資を行う可能性について言及した。

(画像はプレスリリースより)


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