デンソー、ドイツに画像認識技術の新会社を設立
安全分野の技術開発を強化
自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは、安全分野の技術開発を強化するため、先進安全に関わる画像認識技術を開発する関連会社デンソーADASエンジニアリングサービスをドイツに設立すると発表した。新会社はドイツのリンダウ市に資本金60万ユーロで2016年5月に設立される予定であり、デンソーのヨーロッパグループ会社のデンソー・インターナショナル・ヨーロッパの100パーセント子会社となる。
新会社の従業員は2018年時点で約40人となる予定であり、先進安全の画像技術開発を行っていく計画である。

フィコサとの合弁会社は解消
デンソーは、大きな社会問題となっている交通事故を減らすため、安全分野の技術開発に力を入れており、その中でも、自動運転・自動ブレーキといった先進安全システムおよび高度センシング技術の開発を強化している。今後は、新会社と連携して画像認識を用いた自車周辺環境のセンシング技術の開発を強化し、自動運転・高度運転支援に活用していく計画である。
なお、この新会社の設立に伴い、スペインのバルセロナに本社を置くフィコサ・インターナショナルとの合弁会社アダセンスへの出資は解消すると発表した。
▼外部リンク
デンソー ニュースリリース
http://www.denso.co.jp