GKNの合弁会社、中国工場で自動車向け粉末冶金用グレード粉末の製造を開始

成長するアジア市場に対応
GKN粉末冶金の一部門であるHoeganaes社は25日、中国において、アジア市場に向けた高品質の自動車用グレード粉末の製造を開始したことを発表した。

Hoeganaes社は、アメリカやヨーロッパ、アジアに製造施設を有する粉末冶金に不可欠な原料や、金属粉末の世界最大メーカーの1つ。

新しい合弁会社により、GKN粉末冶金は、中国におけるフットプリントを拡大するとともに、Hoeganaes社は、世界の三大自動車生産地域においてフル生産が可能な設備を持つ唯一のアトマイズ鉄粉メーカーとなる。

中国のパートナーであるBazhou Hongsheng Industrial Companyとの契約によって、GKN粉末冶金は、中国河北省Bazhou市に位置する製造施設において、過半数のシェアを持つこととなった。

高性能コンポーネントの生成に役立つ粉末
24,600平方メートルという広大な工場は、2009年から運営されており、成長するアジア市場の顧客に向けて、自動車および産業用アプリケーションで使用する、GKN Hoeganaes国際グレード粉末を製造するために、その製品ラインを拡大する。

これらの粉末は、より複雑な形状を達成し、ダイナミック特性を改善し、最終的に軽量なコンポーネントを生成するための製造能力を増強するものだ。

GKN粉末冶金の最高経営責任者(CEO)であるPeter Oberparleiter氏は、次のように述べた。
「この合弁事業は、我々が、アジアにおいて、より技術的に強化された粉末の増加する需要を満たすことを実現する、GKNの高度な金属粉末技術の現地生産拠点を提供します。また、この事業は、我が社のグローバルフットプリントを拡大し、顧客のニーズ満たすことへのコミットメントを反映するものであり、我々は、アジア太平洋地域と中国の両方の顧客に、より良いサービスを提供することが可能となります。」(プレスリリースより引用)



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