ジョンソンコントロールズ、分社化予定の「Adient」が米証券取引委員会に年次報告書を提出
ジョンソンコントロールズは、その自動車部品部門を分社化した「Adient」が、アメリカ証券取引委員会(SEC)に対し、最初の年次報告届出書「Form 10」を提出したことを発表した。
分社化によって、両方の会社の長期的なパフォーマンスを向上させ、独自の企業や個別のニーズに専念することに焦点を置くことができる、独立した上場企業2社が作られることとなる。
Adientの会長兼最高経営責任者であるR.ブルース・マクドナルド氏は、次のようにコメントした。
Adientは、33カ国230以上の拠点で約75,000人の従業員を有し、60億ドルの自動車シート市場のグローバルリーダーとなり、世界各国の360以上の車両ネームプレートで使用される25万台の座席システムを生産する予定である。
さらに、同社は、イングランドとウェールズの法律の下で組織され、ウィスコンシン州のミルウォーキー、ミシガン州プリマス、ドイツのブルシャイト、中国の上海に、コーポレートオフィスを持つこととなる。
今回届け出された「Form 10」には、Adientの事業や分社化に関連する業務やリスクの結果など、重要な情報が含まれる。
分社化の完了には、Form 10と他の通常条件の有効性など多くの条件と、ジョンソンコントロールズ取締役会の最終承認も対象となっている。
ジョンソンコントロールズは、世界150カ国以上の顧客にサービスを提供する、多様な技術や産業のリーディング企業であり、ハイブリッド車や電気自動車のための建築物・鉛の自動車用バッテリー・高性能バッテリーのエネルギーと業務効率を最適化するために、高品質の製品、サービス、ソリューションを作成している。
分社化に関して、ジョンソンコントロールズの取締役会の承認を条件に、ジョンソンコントロールズの株主は、分配基準日の営業終了となった時点で保有するジョンソンコントロールズの株式10株につき、Adient の普通株式を1株受け取ることになる。
また、この比率の適用後に受け取るAdientの普通株式の端数の代わりに、現金を受け取ることもできる。
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Johnson Controls News
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