HELLA、ブレーキシステム用電動真空ポンプを新開発

ターボエンジンから電気自動車まで様々なシステムに採用
HELLAは17日、印象的なパフォーマンス、耐久性、電力効率および小型化を約束する、車両ブレーキシステム用電動真空ポンプを開発したことを発表した。

HELLAの新しい電動真空ポンプは、オンデマンドブレーキ系に真空を提供するように設計されており、高効率ガソリンエンジンやディーゼルエンジン、ターボエンジン、スーパーチャージエンジン、ならびにハイブリッドや電気パワートレインに採用されている。

厳しいCO2排出量新基準に対応
自動車メーカーとサプライヤーは、2020年と2025年に施行される厳格な新基準を満たすために、CO2排出量の削減に取り組んでいる。

新しい燃料削減のためのアプローチは、他のエンジンの機能に直接的な影響を与えることも多いが、HELLAの新しいUP5.0電動真空ポンプは、最も要求の厳しいアプリケーションにおいてブレーキブースター用の真空要件を満たすことによって、この問題を解決するものだ。

2015年の初頭、OEMは1キロメートルで180グラム以上というCO2排出量削減に対する規制に直面しており、2020年には、限度値が1キロメートルで143グラムまで、2025年には110グラムまで低下する。

これに対し、HELLAは、燃料効率と、完全独立した真空の創成を目的としてUP5.0を開発、この新しい真空ポンプは、信頼性の高いパフォーマンスで、スムーズかつ一貫性のあるブレーキペダルという消費者のニーズを満足させながら、自動車メーカーが新しい排出基準を満たすのに役立つ。

燃費向上でコスト削減も
さらに、新しい電動真空ポンプは、機械的なポンプと比較して、1キロメートルで2グラムまでのCO2排出量削減につながり、自動車の燃料効率を向上させる。これは1ガロン当たり0.2~0.4マイルの燃料削減に相当する。

創造的な材料の選択によって独自のデザインと大量生産プロセスを改善した、HELLAの最新ポンプは、同社の従来のスタンドアローン真空ポンプと比較して、約20%のコスト削減を実現している。

HELLAは、グローバルマーケットリーダーとして、現在、40以上の国際的なOEMに電動真空ポンプを提供しており、燃料ポンプの生産能力は、年間600万台以上を計上、中期的に増産を続けている。

また、 HELLAは、ドイツ、ルーマニア、米国、メキシコ、中国において、燃料ポンプの製造を行っている。


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