IAC、チェコ共和国に新工場を開所
2018年にはフル稼働
ルクセンブルクに本社を置く自動車内装部品大手の米系インターナショナル・オートモーティブ・コンポーネンツ(IAC)は12日、チェコ西部のプジェシュティツェに新工場を開所して操業を開始したと発表した。同工場では、主に遮音材となるインナーダッシュ・インシュレーターや各種トリムなどをヨーロッパの高級自動車メーカー向けに生産する予定である。また、ドアトリムの生産も予定されており、2018年にはフル稼働となる計画となっている。
新工場の建屋面積は18,000平方メートル規模で、建設着工から僅か18カ月での操業開始となっており、すでにオペル「アストラ」向けの遮音材やトランクトリムの生産で実績のあるIACの生産システムを導入している。
大幅な軽量化部品を生産予定
この新工場は、プジェシュティツェ市内の第2工場となっており、第1工場とは2キロメートルほどの距離にある。第1工場は、IACのヨーロッパにおける中心的な生産施設であり、主にサンバイザーやルーフの内張りなどのオーバーヘッド内装部品を製造している。
今回、操業を開始した第2工場は、射出成型機によって遮音材などを製造できることが特長となっており、従来の真空成型による遮音材に比べて40パーセントの軽量化を実現している。
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
IAC メディアリリース
http://www.iacgroup.com