GMがタカタ製エアバッグ搭載車を追加リコールへ 5億5000万ドル規模に

5月発表の190万台から一気に跳ね上がる 430万台がリコール対象に
タカタ製の欠陥エアバッグにより多くの死者、負傷者が出ている問題で、ゼネラルモーターズ(以下、GM)が21日、新たにリコールを追加すると発表した。430万台が対象で、5億5000万ドル規模になる見込みとしている。

同社は5月に190万台、6月には60万台のリコールを発表し、累計で250万台となっており、その際の費用は3億2000万ドルに上るとしていたが、今回はリコール費用・台数ともに大幅に上回る形となった。

NHTSAとの協議の結果、安全性確認のため初期段階リコールに
GMは、
「今まで行った検証や分析において、タカタ製エアバッグが危険であるとの認識はしていない。」(Motor Trendより引用)
としながらも、NHTSA(アメリカ運輸省道路交通安全局)との協議の結果、安全性確認のため初期段階リコールに踏み切ることを決断している。

安全性に問題はないと確証を持っている同社は、NHTSAに対し、それらを実証する機会が与えられる予定ではあるが、世界的に事故が多発していることから、安全性を実証することは難しいと考えられる。


▼外部リンク

Motor Trend
http://www.motortrend.com

Left Lane News
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