ZFグループ、インド初となる技術センターを開設へ

新興するインド市場とグローバル向け
ZF Friedrichshafenは5日、インドのハイデラバードに、ソフトウェアと機械工学を専門とする、インドで初となる技術センターを開設することを発表した。

この新しい技術センターは、ZFのグローバル開発チームをサポートし、インドの製品開発を加速することを実現するものであり、長年にわたり、ZFは、インドにおいてハイテクノロジー製品のローカライズに成功している。

ZF Friedrichshafenの最高経営責任者(CEO)であるシュテファン・ゾンマー博士は、同社が、グローバルと地域の顧客に向けた優れた技術ソリューションを開発するためにインドが提供する、熟練した人材プールを活用していると述べ、次のように続けた。
「ソフトウェアエンジニアリングの需要が成長するにつれて、我々は、顧客の成長願望を満たすための能力を急激に向上させています。この技術センターで、我々はグローバルなR&Dのフットプリントだけでなく、急速に新興するインド市場への投資とコミットメントを強化しているのです。」(プレスリリースより引用)

多くのエンジニアが活躍
現在、13,800人のエンジニアが、世界的にZFとR&Dに取り組んでいる。R&Dネットワークは、17ヵ所の主な開発拠点を含めた100ヵ所以上の場所で構成されている。

インドにおけるZF初の技術センターは、2017年1月1日にフルオープンする予定であり、2020年までに2500人のエンジニアを雇用することが期待される。

ZFは、初めてインドでエレクトリックパークブレーキ(EPB)技術の立ち上げをしたプネの施設、カーンチープラム県のオラガダムにある、ZFとHero Motorsとの合弁会社であるZF Hero Chassis systemsなど、多額の投資と高度な技術の立ち上げを行っている。

長年にわたるインドでの実績
ZFは、インド市場で30年以上にわたり運営され、ZF TRWは、TVSとRaneグループとの合弁会社を通じて50年以上にわたり操業している。現在、合弁会社を含めて約12,000人の従業員を擁して、ZFは、倉庫やオフィスビルを除いて、19ヵ所の生産設備を持っている。

新しいインド技術センターのシニア・バイス・プレジデント兼エグゼクティブリーダーであるMamatha Chamarthi氏は、ZFが自動車部品分野のリーダーおよび革新者であるという歴史を持っていることをふまえ、次のように語った。
「我々は、プネとバンガロール、ハイデラバードにおいて、主要なインドのエンジニアリングサービスプロバイダとともに、電子機器・ソフトウェア・機械工学の分野で、1000人の外部エンジニアを擁しています。ZFインドの技術は、この技術基盤の上に構築されており、インドに高度な技術をもたらすだけでなく、研究・設計・開発など、より戦略的な事業活動をローカライズすることに焦点を当てています。」(プレスリリースより引用)



▼外部リンク

ZF Friedrichshafen Press Releases
http://www.zf.com