パナソニック、ドイツの自動車用ソフトウェア開発会社を買収

次世代コックピットシステムを開発
パナソニックの社内カンパニーとして、車載インフォテインメント関連機器、車載エレクトロニクス、電池、電子デバイス、半導体、生産設備システムなどのBtoBソリューション事業をグローバルに展開しているパナソニックオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(以下、パナソニック)は9日、車載コックピットソリューション向け組み込みソフトウェア開発会社であるOpenSynergy GmbH(以下、オープンシナジー社)の全株式を7月22日に取得し、子会社化したと発表した。

オープンシナジー社が保有するソフトウェア技術は、複数の異なるオペレーティングシステムを1つのシステム上へ統合することができ、マルチメディア機能と運転者支援機能とが統合された次世代コックピットシステムを実現することが可能となる。

先進運転支援システムの開発に必要な技術
パナソニックの役員でインフォテインメントシステム事業部長である上原宏敏氏は次のようにコメントしている。
「パナソニックはオープンシナジー社を子会社化することで、次世代コックピットシステムを実現し、自動運転を見据えたコックピットシステムと先進運転支援システム(ADAS)の融合へ大きく前進する。」(プレスリリースより引用)

パナソニックは、オートモーティブ事業を高成長事業と位置付け、「快適」「安全」「環境」の3つの領域において事業貢献を目指しており、交通事故ゼロを実現するためには、センサーで検知した車内外の情報に基づき、ブレーキなどの車両を制御するADASに加え、システム機能を連携させて運転者に分かりやすく情報を伝えることで安全運転を促す運転者支援システムの開発が重要な課題となっていた。


▼外部リンク

パナソニックオートモーティブ&インダストリアルシステムズ プレスリリース
http://news.panasonic.com