Gestamp、イギリスに最先端のスタンピングを行う新工場を建設
多額の投資を実施
金属自動車部品の設計・開発・製造を専門的に行うGestampは、イギリス、ウェスト・ミッドランズ州ウォルヴァーハンプトン近くのFour Ashesに、新しい製造工場を建設する計画であることを発表した。
Gestampの投資は、Tritaxのファイナンスを受け、Bericote Propertiesによって開発された新工場建設のために、5630万ポンドまで追加される予定だ。
ヨーロッパの自動車メーカー向けに生産
5万平方メートルにもなる新しいウェスト・ミッドランズ工場は、最先端のスタンピング機器を主体とすることとなり、段階的に新しい工場での生産に移動することによって、Gestampの現在のキャノック工場における800人の従業員が保護されるように計画されている。プロジェクトの目標は、より効率的で競争力を持つようになることであり、顧客は、既存および新規クライアントとともに、さらに成長するための機会を工場に期待している。
また、XLプレスとして知られているトランスファーサーボプレスラインは、この地域の顧客であるBMWやホンダ、JLR、日産・ルノーとトヨタに良いサービスを提供することを目指し、ホットスタンプの革新的な技術をもたらす。
計画では、2017年の終わりには量産をスタートする予定となっており、Automotive Investment Organisation(AIO)の規定において、事業パートナーシップであるStoke on Trent & Staffordshire LEP、スタッフォードシャー郡議会、キャノック・チェイス地区協議会、国際貿易省によってサポートされる。
主要な市場であるイギリス
Gestamp、イギリスのカントリーマネージャーであるイアン・ミドルトン氏は、次のようにコメントした。「我々は長い間、このプロジェクトに取り組んできました。イギリスは、Gestamp が2011年に事業を開始して以来、世界の市場におけるトップ5の1つとなっています。我が社は、品質・安全性・軽量化への革新などの重要な側面で顧客を支援することにコミットしています。したがって、その目的を達成するために必要な最も近代的なスタンピング技術を、この施設において利用したいと考えています。」(プレスリリースより引用)
Gestampは、2011年以来、既存のキャノック工場に対する3000万ポンド以上の投資など、イギリスの工場に対して、1.8億ポンド以上の投資を行っている。
投資が完了すれば、新しいウェスト・ミッドランズ工場の年間売上高は、1.4億ポンドを上回ると考えられる。また、キャノックの既存設備の一部は、将来に向けた研修や開発業務に対応が可能となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Gestamp Press Releases
http://www.gestamp.com