住友電気工業、米国の大手焼結部品メーカーを買収

米国での事業を強化
自動車部品の大手サプライヤーである住友電気工業は、米国のペンシルバニア州に本社を置く大手焼結部品メーカーのKeystone Powdered Metal Company(以下、Keystone社)を買収することを決定したと発表した。

住友電気工業は、このたびの買収により、米国系自動車メーカーおよび部品メーカーへの販路拡大を図り、米国におけるプレゼンスを向上させ、更なるグローバルビジネスチャンスの獲得を目指す計画である。

住友電気工業は、その100%出資の米国子会社であるSumitomo Electric U.S.A. Holdings, Inc(以下、SEUHO社)と、SEUHO社が設立する特別目的会社およびKeystone社との間で買収契約を締結して、その特別目的会社とKeystone社を存続会社として合併させることで、SEUHO社がKeystone社の全株式を取得する予定である。

なお、この買収の手続完了は、本年9月末になる見通しである。
570名体制で1.19億ドルの売り上げ規模
Keystone社は1927年に設立された焼結機械部品とその組立部品の製造および販売を事業内容としており、2015年の売上高は、570名の従業員体制で1.19億ドルの規模となっている。

同社の資本金は9.4万ドルであり、ペンシルバニア州を本拠地として、工場をペンシルバニア州に2ケ所、ノースカロライナ州に1ケ所保有している。

住友電気工業グループの焼結部品事業は、住友電工焼結合金株式会社をマザー工場としてグローバルに事業を展開しており、日系メーカーを中心に自動車、エアコン、部品メーカー等に各種製品を供給している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

住友電気工業 プレスリリース
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