オートリブ、ボルボと合弁会社を設立

自動運転技術を開発
スウェーデンの自動車用安全部品サプライヤーであるオートリブは、自動車メーカーのボルボ・カーズをパートナーとして、自動運転のソフトウェアを開発する合弁企業を設立することを発表した。

新会社の本社はスウェーデンのイェーテボリに置き、2017年初めの事業開始を予定している。会社の設立初は、オートリブとボルボの両社から移籍する約200人の社員で構成し、その後600人以上まで増やして2017年の早い時期より本格的に稼働する計画となっている。
他の自動車メーカーにはオートリブが独占販売
オートリブのヤン・カールソン会長兼社長兼CEOは、次のように述べている。
「世界中で最も自動車の安全性を追求してきた企業はオートリブとボルボ・カーズである。この新しい合弁会社の設立は、自動運転が今後の自動車の安全性に重要な役割を果たして行くことの証明でもある。」(プレスリリースより引用)

一方で、ボルボ・カーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは次のように述べている。
「我々のノウハウと資源を組み合わせることで、自動運転のソフトウェア開発において、世界の主導的立場になる。」(プレスリリースより引用)

今回の新しい合弁会社が開発するのは、ADAS(先進運転支援システム)と自動運転システムで、ボルボの自動車に搭載するほか、世界の自動車メーカー向けにオートリブが独占的に販売することになる。
また、収益は両社で分け合う計画となっている。

なお、新会社が開発する最初のADAS製品は2019年までに販売可能に、そしてADテクノロジーは2021年までに供給を開始する計画となっている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

オートリブ プレスリリース
https://www.autoliv.com