デンソー、人工知能技術の進展に向け金出武雄博士と契約

先進のドライバー支援システムの拡大
デンソーは8月25日、コンピューター・ビジョン研究の世界的な第一人者である金出武雄博士と、技術顧問契約を行ったことをプレスリリースで伝えた。

デンソーは、交通事故のない社会を目指しており、世界のドライバーや歩行者のために、画像認識や機械学習分野によるテクノロジー開発を進めている。

今回の技術顧問契約により、人工知能のテクノロジーを利用したセンサー製品の開発を行っていく見込みだ。金出武雄博士とデンソーは2002年から2009年にかけ、画像認識技術の共同研究を行っていた。
ロボット工学のさまざまな分野で活躍
金出武雄博士は、1974年に京都大学において電気工学の博士号を取得。京都大学の准教授を務めた後、カーネギーメロン大学のロボット工学分野において主任研究員となった。

また同氏は、デジタルヒューマン工学研究センターや全米技術アカデミー、電子情報通信学会や日本の文部科学省の推進するAIPプロジェクトなど、さまざまな分野で活躍している。

さらに、「C&C賞」「Joseph Engelberger賞」「人工知能学会業績賞」「IEEE ロボットとオートメーション・ソサイティ パイオニア賞」など多数の賞を獲得している。今後は、デンソー主催による金出武雄博士の講義やセミナーも予定されている。


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デンソー
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デンソー・プレスリリース
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