ジヤトコ、「Jatco CVT7」のグローバル累計生産台数が1,000万台を達成

7年1ヶ月で達成
自動車用変速機の大手サプライヤーであるジヤトコは、軽・小型FF車用副変速機付CVT「Jatco CVT7」のグローバル累計生産台数が、2009年7月の生産開始以来7年1ヶ月で、1,000万台に達したと発表した。

「Jatco CVT7」は、世界で初めて金属ベルト式CVTに2段のステップ副変速機を組み合わせたCVTで、従来品のCVTと比較すると変速比幅を20%以上拡大することで、レスポンスの良い発進加速と、高速走行時の静寂性の向上を実現している。

また、副変速機を採用したことでプーリー径を小型化することが可能となり、全長10%減、重量13%減の小型軽量化を実現すると同時に、レイアウトの最適化によりオイルの攪拌抵抗を低減させてフリクションを30%低減することに成功している。
海外3工場でも生産
ジヤトコは、「Jatco CVT7」の需要増加に伴い生産地域も拡大し、2011年4月に中国、2012年8月にメキシコ、2013年9月にはタイでの生産を開始しており、現在の海外生産比率は約60%となっている。

なお、ジヤトコは、2015年に「Jatco CVT7」をベースに、世界最大の変速比幅を8.7に拡大することで燃費と運転性をさらに向上させた「Jatco CVT7 W/R」を発売している。

同社は「Jatco CVT7」の製造に関し、これまで450億円を投資してきており、2015年グローバルCVT生産台数におけるシェアは、業界トップの41%となっている。


▼外部リンク

ジヤトコ ニュースリリース
http://www.jatco.co.jp