マグナインターナショナル、BMWより5シリーズを生産受託
オーストリアの工場で生産
カナダの自動車部品大手サプライヤーであるマグナインターナショナルは15日、車両開発と完成車受託生産を手掛ける同社傘下のマグナシュタイヤーがBMWより新型5シリーズの生産を受託したと発表した。マグナシュタイヤーが保有するオーストリア中部グラーツ工場において、2017年初めよりBMW新型5シリーズのセダンモデルの生産を開始する計画となっている。
同工場ではこれまでBMWより2003~2010年にBMWのX3、2010年よりミニのカントリーマン、2012年からはミニのペースマンを受託生産している。なお、BMW5シリーズの受託生産は今回が初めてとなっている。

5シリーズはBMWでも生産
マグナインターナショナルのグラーツ工場ではBMW以外にもメルセデスベンツやジャガーランドローバーからも車両の受注生産を行っており、今回のBMWからの新規受注を含めると2018年には年産台数が20万台になると見込まれている。一方で、BMWの新型5シリーズは同工場だけでなく、BMWのバイエルン州ディンゴルフィング工場でも生産される計画となっている。
新型5シリーズの同工場での生産準備には、既に数億ユーロを投資してきたとしており、ボディ製造工程などを増設して、マグナよりも早い2016年末に生産を開始する予定となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
マグナインターナショナル プレスリリース
http://www.magna.com